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2022/09/30 01:27


学生最後の大切なイベントである卒業式。

その卒業式に着用する袴には、どのようなマナーがあるのでしょうか。


卒業式 袴のマナー

卒業式の袴スタイル・袴コーデに関しては、結婚式のお呼ばれのようなマナーはありません。

結婚式にお呼ばれした際は、ゲスト側の白はNG・素足はNGといった細かいマナーが存在しますが、卒業式は着用してはダメなお色もコーディネートも存在しませんので、好きなお色の袴や好きな柄を選び、思い切り卒業式の袴スタイルを楽しみましょう。

ただし袴を着用した際の所作で、いくつか気をつけておきたいポイントがございます。


卒業式 袴 立ち姿

袴スタイルで立つ場合、なるべく美しく見えるように立ちたいもの。

背筋をピンと伸ばしたら、顎を軽きます。

草履の場合はブーツの場合は少し内股にし、片足を後ろに引くと美しい立ち姿になります。

これは袴スタイルだけでなく、浴衣や着物など和装の場合にも言えることなので覚えておくと良いでしょう。


卒業式 袴 椅子の座り方

椅子に腰をかけている時間が長い卒業式。

袴スタイルで椅子に座る時は、袴の後ろ側を少し持ち上げて浅く腰をかけ背筋をピンと伸ばし座りましょう

深く腰かけてしまうと、後ろの下帯のふくらみが潰れて着崩れの原因になります。

卒業式 袴 腕を上げる時

袴の袖口は大きく開いているのが特徴的です。

卒業証書を受け取る、花束を貰う、写真を撮る時など腕を上げる場合は両脇を軽くしめ、袖口をそっと押さえ二の腕や肘などがなるべく見えないようにするのがポイントです。

卒業式 袴 トイレに行く場合

袴を着用した時のお手洗いはどうしたら良いのか、1番困る場面だと思います。

袴スタイルでトイレに行く場合、まずは洋式を選ぶようにしましょう。

和式になるとしゃがんだ時に袴の裾や着物の長い袖が床についてしまい汚れてしまう事があります。

洋式を選んだら、

 両袖の先を帯と袴の間にはさみ入れ、袖先が床につくことを防ぐ。

 袴と着物の裾を順番に捲り上げ、裾を帯の中に入れる。

※同時に持ち上げてしまうと着崩れの原因になります。

必ず外側から1枚ずつ順番に捲り上げましょう。

③トイレが済んだら帯から挟み入れた裾と袖をだし、軽く整える。

④鏡で全身をチェック。

卒業式 袴 階段の登り降り

階段を登る時は、袴の前裾を踏まないように袴の両脇から手を入れて前裾を浮かせるように軽く持ち上げます。

階段を降りる場合は後の裾が階段につかないように、登る時と同じ様に袴の両脇から手を入れて、お尻のあたりを軽く持ち上げます。

階段の登り降りで袴の裾を踏んでしまうと、汚れてしまうだけではなく事故や怪我にも繋がり危険ですので、裾には必ず注意を払いましょう。

卒業式 袴 マナー まとめ

卒業式で袴を着用した場合のマナーと注意点についてお話させていただきました。
袴のマナーと注意点を守ることによって、着崩れを防ぐだけではなく立ち居振る舞いが優雅で上品なものになります。袴のマナーをしっかり守って、学生生活最後の大切なイベントである卒業式が素敵な思い出となるようにしましょう。