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2022/09/17 00:20



『振袖』と聞くと結婚式や成人式を想像する人が殆どかと思いますが、その振袖には実は種類があるのを知っていましたか?
振袖は実は1種類だけでなく、3種類にの振袖があります。
今回はこの3種類の振袖について、詳しくご紹介していきたいと思います。

振袖の種類と着用シーン

未婚の女性が着る着物で最も格式が高いのが振袖ですが、その振袖には、小振袖・中振袖・大振袖の3種類があります。
この3種類の中にもそれぞれ格式が存在し、それぞれに適した着用シーンがあります。
袖の長さの違いで小振袖・中振袖・大振袖と分類されますが、振袖の長さが長ければ長いほど格式が高くフォーマルなシーンに、袖が短ければ短いほどカジュアルなシーンに適しています。

大振袖について

小振袖・中振袖・大振袖に分類される振袖の中で1番袖丈が長く、最も格式が高いのが大振袖。
大振袖は袖丈が短いもので10、長いもので120cm程になり着用した際の袖丈がくるぶし程まできます。
振袖の中でも最も格式が高いため、昔から結婚式で花嫁が婚礼衣装として着用することが多く、近年ではお色直しのシーンで着用される機会が多くなっています。
結婚式で花嫁が着用する際は『引き振袖』と呼ばれる、腰の部分の布を織り込まず裾を引きずるような着付けをします。

中振袖について

中振袖はその名の通り、大振袖よりも袖丈が短く小振袖よりも袖丈の長い振袖になります。

中振袖は袖丈が100cm前後で、着用した際の袖丈はふくらはぎ程になります。

小振袖より格式の高い中振袖はお祝いの場に相応しく、特に成人式の振袖として選ばれる事が多いのですが、結婚式のお呼ばれ(ゲスト側)・パーティーやお見合い・結納といったシーンでも着用されています。


小振袖について

小振袖は振袖の中で最も袖丈が短く、60㎝から85㎝の長さになります。
小振袖の袖丈は『二尺袖(にしゃくそで)』とも呼ばれ、着用すると膝当たりまできます。
振袖の中でも1番袖丈が短く、1番カジュアルとされる小振袖(二尺袖)は、卒業式の袴スタイルに多く着用されています。
小振袖は卒業式が主流ですが、カジュアルなパーティーなどにも着ていくことができます。